※この記事は、転職活動で中々内定がもらえないと悩んでいる方にお役たちになれる記事です。
こんにちは!もしけです!
さて、今回は採用費についてお話しさせて頂きます。
テーマは転職ですが、企業側目線側、採用担当目線のお話も入ります。
目次
転職先が決まらない時は、紹介会社を使うより、転職サイトやハローワークの方を使うべし。
という話をよく聞いた事がないでしょうか?実は私も、過去5回の転職をしている中、紹介会社経由で内定・入社した会社は、最初の転職活動のみで、後はすべて、転職サイトでした。
企業人事の中途採用担当としても断言できるのですが、
紹介会社経由より、採用サイトの方が間違いなく、内定を得やすいです。
その理由をご説明します。
あなたを採用することで、企業側に発生するコスト
あまり人に対して、使いたくない言葉ではありますが、お許しください。
あなたが仮に転職活動をして、内定・入社までに至った場合、その時にかかる金額ってどのように計上されると思いますか?
単純に自分が提示された月給と想定年収だけと思う方は、いないと思いますが、あなたの年収の他に、法定福利費や厚生費、採用費等が計上されます。
人件費+採用費がコスト計上
年収と健康保険・厚生年金等の法定福利費、その他、例えば退職金制度等を月々積み立てていたり、企業側で、確定拠出年金や確定給付金制度などを会社負担として、掛けている会社等は、厚生費等を併せた金額が、あなた一人を雇い入れた人件費となります。
社会保険料とか法定福利費ってバカにならないんですよ( ・`ω・´)
例えば、あなたが年収500万円で内定が決まり、入社が決まったとします。
単純に健康保険等、社会保険の法廷福利費が、その人の月収の30%~36%くらいを会社と本人とで費用を折半する仕組みなんです。
つまり本人も最低15%くらいを給与から差し引かれるんですが、会社側も同様に、15%分を健康保険と年金の事務所にお支払いをするわけです。
単純に、法廷福利費のみを導入している会社でも、500万×1.15%=575万
あなた一人を雇い入れると575万円の人件費増となるわけです。
プラス、人材紹介会社の紹介料は、今はだいたい想定年収(内定で出した年収額)の35%が相場です。
なので、500万×0.35=175万(税抜)
175万が採用費となります。
つまり、紹介会社経由で、500万円のあなた一人に入社頂くと、年間で575万+175万円でトータル750万円の人件費増になるわけです。
750万円の人件費増加って、よほどの大手でないと結構な金額ですよね。人材紹介会社を使っている会社ってそれくらい覚悟して採用に投資してるって話なんですよ~( ;´・ω・`)。
採用サイトの採用費は紹介会社のだいたい半分ハローワークはゼロ
一方、リクナビさんやマイナビさん等の転職サイトの広告掲載費は、広告のランク等によって異なると思うのですが、大体人材紹介会社の半分くらいだと思ってください。
ただし、紹介会社は成果報酬型、転職サイトは投資型(中には成果報酬型もありますが)なので、175万の半分の87.5千円の広告料を払っても、入社が決まらなかったら、その費用は掛け捨てになってしまいます。なので、人事採用担当側は、広告掲載を始めたら、何としてもその期間の間によい人材に応募してもらい、採用したいわけです。スピード決戦です!
逆にハローワークは、掲載も内定も入社も一切採用費が発生しません。人件費のみです。人事採用担当は、通年でゆっくり様子見しながら、募集したい場合などに使用します。
転職活動は、相手を知り、自分を知る。そして動く!
人事採用担当目線で恐縮ですが、
年収500万円希望条件で、能力的に同じ人材が、紹介会社経由で、見込み人件費750万円で採るか、ハローワーク経由で、見込み人件費575万円でとるか。
あなたがもし、会社の社長だったら、間違いなく後者を選ぶでしょう。
採用担当者もまさに同じです。
できれば、採用費をなるべくかけないような採用をしたい訳です。
大量採用プロジェクトなどで、いくらかけてもいい!とにかく100人を採用せよ!って言うときでも、採用費は、指標として必ずあげるものなので、同様です。
何で、こんな話をしているかと言うと、決して企業側や転職エージェント側だけに都合を合わせようとせず、自らの手で転職活動の戦略を練ってほしいからです。
私は、36歳で、転職活動を5回経験しており、3年以上経験している会社は、2社のみです。私が転職活動をすると、正直、企業の採用担当側も、転職エージェント側も「ん?」ってなります。
なりますが、そんな中でも転職活動の成功を実現する方法は、いろんな手段があります。
人材紹介会社で採用費を掛けている方が、いい会社というわけではない。
確かに、転職サイト等より採用費が高くなる人材紹介会社は、第三者、それも転職のプロが間に入っているプラス、募集要件のスクリーニング(書類段階でのすみわけ)や、面接日程の設定の代行等、間に入ってもらえるので、便利な側面が大きいので、採用担当者は、利用する方が、いい人材が集まると思いがちです。
ですが、言い換えると、うちの会社にあっているか?という、企業の採用担当側しかできない事を、サボっているとも言い換えられます。
「採れちまったらこっちのもんだぜ!」と考えている会社も少なくありません。
なので、企業側の人件費&採用費等のコストや、かかる工数の手間など、企業側、転職エージェント側の都合に振り回されずに、先般紹介した、「転職軸」を駆使して、是非とも転職活動をしていただきたいです。
https://moshikel.biz/archives/tenshoku-4.html
自身の軸がしっかりしている中で、転職サイトの広告枠が小さかったり、ハローワークで求人募集していたりして、「あ、この会社と業界。面白そうかも」と思ったら是非とも選考を受けてみてくださいませ。
以上になります! 最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!