転職先に慣れる

早期離職の自己対策はこれでOK!防止ステップ6点+1を紹介するよ!

15年以上人事をやっているもしけです!

今回は早期離職を防ぐ自己対策についてです。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・早期離職はリスクなので防ぎ方を知りたい方

・退職が頭にチラついた時、仕事に集中したい方

転職したばかりの時、環境に慣れるまで色々なギャップに苦しみます。

「こんな事、まだやってんの?」
「え…!?レベル高すぎてついて行けない。」
「うわあ、この呑み会のノリ、無理だわ!」

人によって感じ方は様々ですが、中には退職を真剣に考えてしまう人もいます。

もしけ
もしけ
うん!わかります!それ私です!

わかりますが、すぐに辞めるという選択をしてしまう事は止めてください!

キャリアを傷つけてしまう可能性もあるのですが、もう1つ大きな理由があります!

それは、早期離職が手段として有効だという事を経験してしまう事です。

もしけ
もしけ
言葉を悪く言ってしまうと味をしめてしまいます。

私は5回転職を経験しております。

5回の転職は、キャリアを積んでいくにあたり、自分にとって必要な事でした。

なので自分が選んだ道には後悔はしていないです。

していないのですが、一方、何か壁にぶち当たった時。

転職も、あり…かな…。

と、必ず転職が選択肢に思い浮かんでしまいます。

もしけ
もしけ
カッコつけて言ってますが、要するに逃げを選びやすいという事です。

皆さんHUNTER×HUNTER(ハンター・ハンター)という漫画に出てくる、キルアというキャラクターをご存知でしょうか?

とても強いキャラです。

ちょっとやそっとの敵には負けません。

負けないのですが、家庭の教育と強烈なすり込みで、自分にとって対等もしくは強敵と出会うと早目に逃げる事を選択します。

頑張れば勝てるかもしれないのにです。

弱点が”見切りの早さ”と作中で語られていました。

もしけ
もしけ
途中で克服しましたけどね(あのシーン大好きです。)

もちろん私は、キルアのように強くはありません。

しかし、手強い壁を見つけた時

どう乗り越えるか?

を考えるより

壁を避ける選択肢は、何があるか?

を無意識に考えて行動します。

もしこの壁が頑張れば、乗り越えられるものなら。

または実は、この壁が大したことない見掛け倒しであるなら。

登ろうとしないで逃げる事は、ちょ〜勿体なくないですか?

私は、そのことに6年程前から、気付いて登ろうとしてます。

が、染み付いた思考のクセというのは中々取れないので、いつも退職が頭によぎってしまいます。

なので退職がよぎった時は、必ず思考の整理をする事にしてます。

下記6つになります。

退職したいと思った時の6ステップ
  1. 辞めたい理由を書き出す
  2. 元々の転職理由を書き出す
  3. 辞めたい理由と元々の転職理由をカテゴライズする
  4. 絶対に許せない(逃げ出したい)と思うものを見つける
  5. 自力解決可能であるかを考える
  6. 期間限定で解決策を実践する

これをやると、衝動的に退職まで行動をしないようになります。

もしけ
もしけ
退職を考えてしまう思考のパターンがあるなら、退職をしないようにする思考のパターンもあるはずと自分で編み出したモノです。

私と同じように、退職する事を考えがちで、悩んでいるならば役に立てます。

という訳で、退職を考えてしまう時の、私の離職防止思考法シェアいたします。

最後までお付き合いくださいませ。

なぜ早期離職が起こりやすいのか?

はじめに早期離職が発生してしまう理由を知っておきましょう。

【注意!】早期退職ってこんなに不利なの?知っとくべきリスク伝授! でも紹介した通り、早期離職は一般的に入社して1年以内に退職してしまう事です。

入社して1年未満の状態って、どういう状態でしょうか?

転職後、ハイになり過ぎてない?入社後3ヶ月間のスタンスの作り方で紹介したように、入社して間もない時期は、何かと目立つ時期でもあるし、本人は新しい環境に慣れなければいけない時期を先ず迎えます。

その後慣れてきたら、任されている仕事で結果を出す為に、頑張り始める時期です。

もしけ
もしけ
1年間って長いように見えても、転職した会社員としては、まだまだ始まりの段階なんです。

一方本人は、最初は慣れる事で精一杯だった頃と比べると、大分周りを見る余裕が出てきます。

余裕が出てくると逆に、働いている中での環境や、人間関係・仕事の進め方等で不満や、違和感を感じるようになります。

不満や違和感を逐一、相談できて解決の為に動いてくれる度量が会社にあれば別ですが、中途入社で入ってくる従業員は、あなただけではありません。

一人ひとりの言い分を聞いてくれる余裕がないケースの方が多いです。

会社内での人間関係は希薄ですし、仕事上でみんなに認められている段階とは言えない状態である為、相談もしづらい。

結果、大抵の人は、そのまま我慢して働き続ける事を選びます。

そして慣れるには、時が解決してくれるだろうと日々過ごすワケです。

もしけ
もしけ
聞いてるだけでストレス溜まりそう・・・

客観的に相談できる人がいないくて、内容的に相談しづらい。

だから我慢して働くのですが、この我慢の限界が来てしまうと早期離職になってしまう訳です。

早期離職防止対策ステップ6+1

早期離職の原因は、退職者本人が相談できる機会が少なく、自分の主観だけで状況を判断する事しかできない為です。

もしけ
もしけ
入社したばっかりなのに、不満ばっかり言ってって思われたくないですしね。

なので早期離職を防ぐには、”内省(ないせい)”する事が大事になってきます。

内省というのは、自分の心と向き合って、自分の言動を省(かえり)みる事です。

もしけ
もしけ
要は転職活動以来、久しぶりに自己分析してみよう!って事です。

自分の状態を客観視する事が、早期離職を防ぐ一番の手立てです。

そのステップを具体的に紹介していきます。

STEP1:辞めたくなった理由を書き出してみよう!

最初は、基本中の基本、辞めたくなった理由の可視化です。

大抵辞めたいと思った時は、理由は1つではなく複数あります。

1つ1つが大した不満にならない事でも、つもり積み重なっていくと。

良いことが何もない…。

と、退職へと行動をしてしまいます。

もしけ
もしけ
ホントは良いこともあるはずなんですけどね。

なので、1つ1つの事が大した事じゃないと思っていても、ちゃんと書き出すのです。

もしけ
もしけ
少しでも続けていけるかなと不安になった事でも書き出しましょう!

すべて書き出したら一旦は終了でオッケーです。

ですが、後日もう一度見直してください。

全て書き出した次の日の朝がベストです。

翌日の朝は、起きたばかりで頭の回転が速いです。

冷静に見て、更に付け足すことがある場合は書き足しましょう。

STEP2:転職を決めた理由を書き出してみよう!

続いてやることも、可視化です。

ただし、今の会社に転職する前に遡ります。

今の会社に転職を決めた理由を書き出します。

今の会社に転職した理由は?
  • 年収が良かったから?
  • 面接であった上司や役員の人柄?
  • 社風?
  • ビジネスの将来性?

前職で叶えられなかった事は何でしたか?

期待で胸いっぱいだったことを思い出して、書き出しましょう。

STEP3:両方をカテゴリわけしよう!

【現在の不満の書き出し】と、【転職を決めた期待の書き出し】が完了したら次はカテゴライズです。

不満、期待両方とも

  • 収入(給与、賞与)
  • 人間関係(同僚、上司)
  • 評価(制度)
  • やりがい(役割や職務)
  • その他

に分けられますので、分けましょう。

もしけ
もしけ
その他が多くなる場合は、更にカテゴリ化できるものを探してみましょう!

STEP4:絶対に許せない(逃げ出したい)と思う事を見つけよう!

ここまでを実践していると、自分が客観視出来ていて、結構冷静になってます。

ここで先程出した、期待外れなカテゴリを順位づけしましょう。

順位付けした期待外れ第一位。

それこそがあなたの1番許せない事です。

STEP5:許せない(逃げたい)と思う事は、自分で解決できる事があるかどうかを書き出そう!

1番許せない事を見つけた後は、シンプルです。

許せない事を解決する方法を考えます!

ポイントは

自力解決出来る事を探す

自力解決できる事があれば、やれそうな事をピックアップする

です。

例えば、下記のようなケースです。

  • 内定時の労働条件と相違があって、年収が不満。
  • でも評価は明確(目標売上が達成できれば確実に昇給する。)
  • 次の評価は半年後。
  • あと半年でちょうど入社して一年経つのでやれるだけやろう。

他にも

  • 嫌なヤツが上司になったけど良いところは見つかる?
  • 社風やルールが受けつけないと感じたなら理由聞いてみた?
  • 思い込みだけ膨らんでる可能性がない?

等など、とにかく自分で解決できそうものがあるなら、書き出していきましょう!

STEP6:解決策を入社後1年間経過まで実践する

そして、解決できそうな事で、すぐにでもできそうな事を実践していきます。

しかも、入社後1年が達するまで続ける、もしくは終わらせる事を条件にします。

早期離職は入社後1年以内の離職です。

1年以内の転職は、とにかく不利になりがちです。

なので、早期離職期間が終わるまでは、この解決できそうな事で時間を潰そうというわけです。

もしけ
もしけ
期間限定なら結構できそうな気がしませんか?

内省をする事で見つけた解決策は、自分が心から望んでいた事を解決する手段です。

解決手段を実践して、実際に解決していくと、自分が思っている以上に心が軽くなります。

それこそ転職する事を考えずに、このまま続けようと思う事もあります!

これが一番の狙いです!

折角1年間続けたのなら、その先も続けた方がメリットも大きいです。

もしけ
もしけ
辞めたら、もう一年間やり直しですからね。

続けようと思えるならば続けていきましょう。

STEP6+1:許せない(逃げたい)と思う事が、次の会社で起こらないようにする対策を考えよう!

自力で解決できる事が明確になり、一年は頑張れそうな事が見つかりました。

でも、それでも転職したい!

やっぱり転職すべきだ!

と、どうしても転職しなければならないと思うならば、転職活動をしましょう。

今までの6つのステップを経て、考えて整理した事が、逆に貴方にとって働く上での譲れない強烈な軸になっています!

転職は軸があれば失敗しない!作り方をポイント5点で紹介するよ♪ でも紹介しておりますが、転職軸は、転職活動中及び転職後に必要な大事な大事なモノです!

ここまで整理して譲れないモノがハッキリあるなら、既に立派な転職軸が出来ています。

もしけ
もしけ
書類選考や面接でアピールできる強烈な材料になります!

早期離職を逆に強みにしてしまう気概でチャレンジしましょう!

まとめ:早期退職するのは最終手段! 今得られる事に集中しよう!

今回のまとめです。

まとめ
  • 早期離職は今後キャリアで不利になる。
  • 書類選考や面接で落ちやすくアピールしにくいのもあるが、自分の中に”逃げの選択肢”が手に入る
  • “逃げの選択肢”は本能的なものなので、今後壁にぶつかった時、解決出来そうな事でも転職しようと考えてしまう。
  • なので早期離職を6つのステップで防ごう。
  • 6つのステップを経ても退職したいなら、その理由が立派な転職軸になっているので、頑張ってみよう(ただし!最終手段!)

繰り返しになりますが、転職1年以内の早期離職は、その後のキャリアを大きく不利にします。

ですが中には、辞めた方が良いケースもあるのは事実です。

もしけ
もしけ
事実ですが少数派です。

なので、今回ご紹介した内省方法で、頭の中を整理した後、できそうな事を入社1年間経つまでやってみる事を、試してみてください。

何を隠そう、私は現在6社目の会社で働いていますが、入社半年で辞めようと思っておりました。

もしけ
もしけ
内定時の労働条件の認識相違で、続けたら収入面で損すると思ったので、ホントに辞めようと思っていました。

ですが、上記思考法を実践し頭の中を整理した後、入社一年経つまでにやる事を決めて実践した結果、1年1ヶ月経過した今、辞めずにいます(2022年4月現在)。

もしけ
もしけ
希望条件も交渉して解決しました(これが一番大きいかも)!

半年前あんなに辞めたがっていたのに、自分が許せないと思う事が解決すると、もっと頑張ろうと思っている自分がいる事に、不思議に思っています。

お恥ずかしい話、私が人一倍現金な人間なのかも知れません。

でも、思い込みって自分が思っている以上にあてにならないのではないかと、思います。

思い込みにまみれて、早期離職して後程苦労するより、思い込みを解いて1年間続けた方がやりやすい。

そう思われた方は是非とも参考にして頂ければ幸いです。

以上になります!

最後までお付き合いくださりまして、ありがとうございました!

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人事マネジャーの仕事を東京でやってます。 転職を成功させる上で、実は一番大事なフェーズである”転職後フェーズ”をメインに、自分の転職体験と人事経験で獲得した、情報・ノウハウを提供しています。