5回の転職を繰り返しながら、人事をやり続けているもしけです。
今回は早期離職についてです。
- 転職してすぐに辞めたいと思っだけど、早く辞めてしまう事のリスクが知りたい方。
- 転職を考えているが、失敗しないための情報が欲しい方。
- 内定先が決まった。転職して入社する前に準備をしておこうと考えている方。
転職経験がある方は、一度はこのように感じた経験をされた事、あるのではないでしょうか。
だけど転職してすぐ辞めてしまうと、どんなリスクがあるのかわからない!
だから残って頑張った!
ほとんどの人がそうだと思います。
では、実際にどのくらいリスクがあるのでしょうか?
結論申し上げますと、リスク大です!
職歴書に一社追加されるだけと思いがちですが、甘いです!
と、言うのも私が新卒で入社した会社を9ヶ月で退職しているのですが、今でも聞かれます。
どこの面接に行っても聞かれますし、15年経っても聞かれます。
理由を聞かれるだけでなく、書類選考でも落ちる可能性も高くなりますし、面接でも同じです。
オマケに転職エージェントからも嫌がられます。
とはいえセクハラ・パワハラの被害をうけたり、犯罪に片棒担がされそうになる等、すぐにでも辞めたほうが良い場合もあるのは事実です。
その場合でも、早期離職のリスクは認識しておく必要があります。
こういう聞かれ方します。
大事なのは、早期離職が本当にリスクだと言う事を知っておく。
それでも離職したほうが良いと思えるかどうか、というボーダーラインを作ることです。
早期離職を考えてしまっている方。
この記事を見て、再度考えを整理してからでも遅くありません。
早期離職についての理解を深めましょう。
お付き合いくださいませ。
目次
早期離職とは入社してどのくらいの事?
一般的に早期離職は、入社して1年以内にやめてしまう事です。
理由は、人それぞれです。
などなど十人十色です。
理由は未経験でも人事の仕事を、やらせてもらえる会社に行きたいからでした!
人にとっては大したことない理由と思われるかもしれません。
でも、その時その場では自分なりに真剣に考えて、決めた事です。
気持ちは凄くわかります。
ただし、真剣に考えた理由だったとしても、面接官は前職のあなたの環境を知っているわけではありません。
面接官も人間です。
自分の会社にどう貢献してくれるか?
組織に馴染めるか?の観点で面接をします。
※面接する側が、どのような事に気をつけて面接しているかが知りたい方は、下記記事をご参考ください。
なので、早期離職で辞めてしまった履歴書を見ると。
と疑問を持って面接するわけです。
早期離職は、どのくらい不利になるのか?
では具体的にどのくらい不利になるのでしょうか。
主に3つの点で不利になります、
①書類選考に通りにくくなる。
学歴フィルターならぬ、早期離職フィルターがかかります。
例え世の中に知られていない、30名規模の会社でも1つの求人を出すだけで、数十名の応募が集まってきます。
人事等含めた管理系、IT系等の専門職になると更に多くの応募が来ます。
数十名の応募者すべてと面接できればよいのですが、時間は限られます。
なので書類選考で人数を絞るのですが、絞る時に見るのが
- 年齢
- 職歴(在籍期間)
です。
採用担当者も面接官も人間です。
早期離職の方がとても優れたスキルを持っている方で、お人柄が素晴らしかったとしても、この段階で不合格にしてしまいます。
書類選考で不合格にした人の中に素晴らしい人がいたとしても、【縁(えん)】と割り切ってしまいます。
②面接で必ず突っ込まれる
応募の集まり(母集団といいます。)が少なかった場合、書類選考に合格できて面接に進むことができます。
やった!アピールのチャンス!
と思いたいところですが、ここからが本番です。
面接の時には早期離職理由について、詳しく質問されます。
丁寧に聞かれている分は、まだ良いです。
中には試すために、イジワルな聞き方をしてくる面接官もいます。
更にヒドイ時は、面接10分で終了してしまう場合もありました。
流石に10年以上前の事なので、露骨な聞かれ方はしなくなりました。
ですけど、9ヶ月で離職した時の退職理由は、毎回必ず聞かれます。
③転職エージェントから紹介を受けづらい

これは最近感じたホットな内容です。(2022年1月)
内定時に言っていた、労働条件と入社後の評価等があまりに違っていたので、試用期間満了の6ヶ月に達するタイミングで離職を考えました。
その時に、お世話になっているエージェント4社に声を掛けました。
そうしましたら、少しずつでも動いても良いとアドバイスをくれました。
なので活動を再開したのですが、明らかに紹介数が少なく、推してくれている様子もありませんでした。
明らかに前に転職活動した時より熱がない。
割と本音で話してもらえる仲なので理由を聞きました。
- 「少しずつでも動いた方がいいって言ったのは、どうしても応募案件は少なくなるからだよ。」
- 「会社も決して紹介料が安くないエージェント使ってるわけだから、ある程度信頼できる人を紹介してほしいわけ。」
- 「エージェントも会社との関係性、壊したくないから紹介の仕方も考える。」
- 「これでもちゃんと推してるんですよ。」
- 「でも会社側の反応が悪いから無理強いできない。」
- 「そんな感じです。」
転職活動が長引くと更に負のスパイラルに発展する。
書類で躓く。
面接で落ちやすい。
エージェントも使いづらい。
つまり、転職活動は長丁場になります。
疲労も溜まりますし、何より現職の仕事に集中していないので、成果も出しづらく心象も悪くなります。
査定で降給、ヘタすると退職勧奨までにも繋がる可能性すらあります。
まとめ:早期離職は余程の事がない限り止めておこう!
今回のまとめです。
- 早期離職は後々転職する時に不利になる。
- 書類選考が受かりにくくなり、面接でも毎回聞かれる(つまりアピールの時間が削られる)。
- オマケに転職エージェントは使いづらくなる。
- 会社との信頼関係を崩すリスクを取ってまで早期離職者をエージェントは紹介しづらい為。
- 転職活動時の選択肢が狭まる為、転職活動が長期化しやすく負のスパイラルに陥る。
繰り返しになりますが、1年未満の早期離職は、その後の社会人人生に大きく影響が出ます。
一方、常軌を逸したパワハラ・セクハラ、会社の法律違反などの片棒を担ぐ等など
早期離職しないと、逆にリスクが大きい場合もあります。
犯罪の片棒は、言わずもがな知っててやったらキャリアを傷つけます。
早期離職すべき内容か否かの線引きは、本当に難しいと思います。
ですが私は、上記酷いパワハラ・セクハラや犯罪片棒担ぎ以外は、どんなに辛くても1年間は続ける事をオススメします。
ツラい中でも仕事に集中したり、考え方を変えてみたり、対策を変えてみたりする事で一年は勤務継続できます。
転職後、ハイになり過ぎてない?入社後3ヶ月間のスタンスの作り方等を参考に、創意工夫しながら転職後の1つの試練を乗り越えていってください!
私が早期離職を防ぐ為やってる対策は、別記事で改めてご紹介させてください。
以上になります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!