こんにちは、もしけです。
今回は、転職した直後に活躍するコツについてです。
- 内定先が決まり、入社に備えて準備すべき事を知りたい方
- 転職後に、心がけておいた方が良い事を知りたい方
- 転職して活躍ができるようにする為、組織に馴染めるコツが知りたい方
- 即戦力を期待され、中途採用で入社する事が決まっている方
コツとして紹介する5点は、どれもビジネスマナーの初歩の初歩です。
ただ皆さん社会人歴が長くなり、自身の専門的スキルを持ち始めると、ビジネスマナーがおろそかになります。
即戦力で入社したからこそ、即戦力で活躍できる環境構築をする為に、再度ビジネスマナーを思い出して実践して欲しいのです。
私は、約15年間で、転職を5回してきました。
1社での滞在平均は3年程であり、最短は新卒の会社での勤務で、期間は約10ヶ月です。
自他とも認める事ですが、正社員として勤めている割には、1社毎の勤続年数は短いです。
一方いつも転職した時、先に働いている同僚や上司から、必ず言われる事があります。
転職後、ハイになり過ぎてない?入社後3ヶ月間のスタンスの作り方でも紹介したとおり、入社してからの3ヶ月は、色々目立ちますし慣れるのも大変です。
私は転職回数が多い分、その会社に溶け込む為の型を、ある程度決めて動く事をしています。
その為、古くからいる社員と同様に見てもらう事ができます。
これは中途で入社する人間にとって、即戦力で働くのに非常に大きなメリットになります。
と言っても、冒頭に説明したとおり、基本的なビジネスマナーを守っていれば良いです。
根拠を交えて具体的にシェアできればと思います。
どうか、最後までお付き合いください。
目次
企業が中途採用者に転職後1番求めている事とは?
皆さんは、会社側が中途採用に求めている事って何だと思いますか?
色々考えられると思います。
専門的スキルや人手が欲しいというのは、正解といえば正解ですが、私は半分の理由にしかなっていないと考えます。
なぜなら、世の中アウトソーシング会社がどんどん成長してきています。
クラウドソーシング等、個人が直接仕事を請け負ったり、専門知識をアドバイザリーやコンサルティングしたりする仕組みが、流行っている昨今です。
目先の業務の為だけに人を社員として入社させるのって、もはやリスクでしかないですよ。
機能面で人が欲しいなら、アウトソーシングやクラウドソーシングで賄った方がいいです。
じゃあ何を中途採用者に求めているのでしょうか?
それは組織の活性化・変化を促す事!
私は、時代が変わっても、これだけは不変的なものであると断言できます!
会社が中途入社者に求めているのは、スキルや経験値の先のモノ。
例えば、経理など管理部門で中途採用を実施することになったとします。
今の会社で足りないものが、株式上場に関する資料の作成経験や株主や監査法人対応(上場する場合に関係構築)などのスキルだったとします。
でも、会社にはスキル面が課題だけの場合は、まずないです。
- 営業会社で、営業部の担当役員が創業メンバーの一人
- 役員の影響力が強くコンプライアンスより数字が大事
- 営業部全体にルールを浸透させることが難しく、ルールを守らない環境
上場準備経験者という事は、採用要件の1つになります。
なりますが、採用する為には必ず、さらにプラスアルファが付くのです。
- 外部からの知見・経験を元にコンプライアンスを守っていかないと、どのようなことになるのかのリスクを知っている。
- 実務で組織全体に影響力を発揮でき、ルールを守らないことへのリスク管理を体現できる気概の持ち主。
- 経理という会社の最終関門を守ることに、プライドを持って仕事ができる方。
- 自部署から、いずれ会社全体に、自分で影響力を少しずつでも広げていける方。
上記は、流石に全部できたら、役員クラスです。
ですが、ポイントはプラスアルファの中で一つでも担えるスキル・経験もしくは、その姿勢を持っているかです。
プラスアルファと募集のスキルが揃って初めて、入社して欲しい!と思うから、内定という理屈付けになるのです。
専門職に例えましたが、経験が薄いポテンシャル採用の場合も、中途採用の目的は変わりありません。
ポテンシャル採用だったら、ガムシャラに努力する姿を皆に見せ、既存社員の刺激を与えるという役割を担ってもらいたいという期待があります。
転職後3ヶ月で自分の居場所を作る方法

転職した時、常に私が心がけている事。
それは、自分の居場所は自分で作る!!ということです。
これを頭で意識しておかないと、中途採用する理由の組織活性化が体現できない。
つまり、中長期的に新しく入った会社で活躍し続ける事、働き続ける事ができないのです。
偉そうな事を言いつつ、私は中長期的にひとつの会社で勤務した事は少ないです。
ですが、5回転職していく中で、組織活性化に役立つ事をやることが一番大事だという事に気づきました。
反面教師ということで参考にして頂きたいです。
そんな長い前降りを終えたところで、自分の居場所を作る為、即戦力で活躍する為のポイントを5点紹介致します。
① 電話をワンコールでとって人の名前をメモる
未経験で入社したばかりの人間が、必ずやった事がある仕事が電話応対です。
社会人としての共通用語ですよね。
みんなが必ず経験した、ビジネスのド基礎です。
これは、新卒時の初心に返って電話を取ろうって事が目的ではありません。
目的は、皆と同じことをして土台を積んできましたっていう周知と、会社の関係者の名前を覚える為です。
ポテンシャル採用はともかくとして、管理職や役員候補、専門職で入社された方は電話を取らずにどっしりとした方がいらっしゃいます。
私は、これ、すごく損してるって思います。
周りの人の評価って、それで終わりです。
その後、運悪く仕事ができなきゃ、電話応対すらできない人、偉そうな人で終わり。
周囲の先入観が働いて、巻き返そうと思っても、周りの協力が得られないのです。
入社した会社で部下がいる時は、
こういわれるまで、取り続けるのがベストです。
② 出社時と退社時に掃除(整理整頓)をする
目的は仕事前に自分を整える為と、新卒時に、最初にやったことを皆に思い出してもらう為です。
掃除すると気持ちが整います。
仕事もやり易い。
かつ日々仕事で忙しくなる前に教わった大事な事を、周りの皆に気づかせることができます。
歓迎会時とか、そんな会話が始まるのではないでしょうか。
たまに、掃除するくらい暇なの?っていうくらいネガティブに思われてしまう程、忙しくしている会社等もありますが、一時的なネガティブ評価です。
1週間、1ヶ月と仕事をしながら、掃除を続けていると自然に周りが理解していきますよ。
③ 自分の採用を決めたキーパソンを立てる(仮にその人が、大嫌いだったとしても)

③については、大きなターニングポイントです。
キーパーソンとの相性が問題となって、早期に退職になる人が結構多いです。
外部から、ハイスペックで入社されて、期待を一心に背負って仕事をしていました。
しかし、社長や役員と思いっきり意見がぶつかり合ってしまい、組織ぐるみでお引き取り頂くというケースを結構見てきました。
自分を面接してくれた人。覚えていますか?
面接は所詮面接なので、その場が過ぎたらコミュニケーションとらなくていいやって、気付いたら疎遠になっていませんか?
直属の上司だったり、現場の先輩・部署の担当役員、社長だったり。
人によって異なりますが、面接の中で最終的に、あなたを推した人が必ずいます。
その人に自分を採用した理由を必ず聞くようにしてください。
んで、人間関係を構築してください。
自分を推した人が直属の上司なら、なおの事です。
仮に、自分より仕事ができなかったとしても、先ずは、その方のやり方に合わせてやりましょう。
仮にその上司が、とんでもない人間で、入社する人する人を直ぐに潰してしまい、退職者を続出させている人だったとしても、修行の期間と割りきってやってみてください。
周りの人のあなたを見る目と、組織自体の雰囲気が変わってきます。
3ヶ月から半年して、どうしても上手くいかなそうだったら、その旨人事や同じ部署の人、他部署の人に申し出をすればよいです。
④ 自分をさらけ出す
④のポイントの目的は周りを安心させることです。
話したことのない人と仲良くなりたい、話をしたいって思う時ってどんな時ですか?
それは、相手に自分を知ってもらいたいって、仕草や態度が伝わった時です。
どんなポジションで入社したとしても、その会社の中では新入社員です。
自分を知ってもらって、仕事をやり易くするために周りの人との親睦を深めておきましょう。
どんなことでもいいです!もし話がつまんなかったとしても、
「○○さん。お仕事はできるんだけど、トークがスベるんだよな~」ってキャラができるだけなんで・・・。
⑤ 挨拶
これは特に説明するまでもないですね。
「おはようございます」、「お疲れ様です」「申し訳ありません」「ありがとうございます」これらを、月20日勤務だとして3ヶ月、60日間繰り返すのと、一切なにも挨拶しないのでは、少なくとも1000語以上は、コミュニケーションの数が変わってきます。
「今日は気が乗らないからいいや」
「忙しそうでみんな挨拶してないからいいや」
ではなく、忘れずに率先してやりましょう。
転職して活躍するには、結局は当たり前の事が強い
- 電話をワンコールでとって人の名前をメモる
- 出社時と退社時に掃除(整理整頓)をする
- 自分の採用を決めたキーパソンを立てる(仮にその人が、大嫌いだったとしても)
- 自分をさらけ出す
- 挨拶
いかがでしたでしょうか。
「結局、当たり前の事だよね」と思われた方、多いのではないでしょうか。
そうなんです。
本当に当たり前の事なんです。
でも、これらの事が、3ヶ月間継続してできる方って本当に少ないのです。
当たり前の事過ぎて、できていると本人は思い込んでいるのですか、周りからみると基礎中の基礎ができていない。
いや、本当は間違いなくできる人なんですが、自分が今更やる事ではないと、やらない人が多いのです。
新しく入ってきたので、みんなが注目している中、当たり前の事をやれていないとすごく目立ちます。
なので、紹介した5点のチェックポイントを参考に最初の3ヶ月間、その組織の一員となれるように是非やってください。
あなたが仕事ができることは、みんなわかってます。
不馴れな環境で、多少仕事で失敗しても人間なので大丈夫。
同じ当たり前の事をやって来た人間という事さえ伝わっていれば・・・。
周りに仲間であるという事が伝わりさえすれば・・・。
一方で転職後、ハイになり過ぎてない?入社後3か月間のスタンスの作り方で書いたように、はりきり過ぎないでくださいね。
以上です!最後までお付き合いくださりありがとうございました!